ひ電計の記録の仕方

機器の取扱い方法

胸で記録する場合

最初に裏側の消去ボタンを押す

裏側の消去ボタンを押し、心電計に入っている過去のデータ-を消去する。 (消去ボタンを押さない限り、データは残ります)

『ポーピーポーピーポー』 と心電計が鳴ったらOKです。

心電計を胸にあて、記録/送信ボタンを音が鳴るまで、1回強く押す

右手で心電計を持ち、裏側(穴が開いている方) の丸い金属部を左乳首の下(5cm程度)からやや左側(ワキの方)の肌に直接あて、右手の指を軽く伸ばした状態で金属部に必ず触れてから、 記録/送信ボタンを押す。(必ず心電計の金属部に手を密着させてください)

『ピーーポロロ』という音が鳴って、記録が始まります。

約30秒間、手や指に力を入れず心電計をそっと支える程度にリラックスして記録する。

『ピーコピ-コ-ピーキョロロ』という音が止まったら記録が完了します。

  • うまくとれるようになるまで練習しましょう!
  • できれば横になって胸で測ってみましょう!
  • うまく動作しなかった方はこちらをご確認ください

うまく動作しなかった場合

携帯心電計の表と裏を間違っていませんか?

×     表側(穴の開いていない方)を胸に当てると正しく測定されません。

○     裏側(穴の開いている方)を直接胸に当てて測定してください。

体を動かしながら測っていませんか?

×     身体を動かすと、心電図も大きく揺れて正確な心電図がとれません。

○     できれば身体がゆれないように、リラックスして測定してください。横になった(寝転んだ)状態で測定するとよいでしょう。

必ず心電計の金属部と手を密着させてから、記録/送信ボタンを押していますか?

×     金属部を肌や手に密着させないと正確な心電図がとれません。

○     力を入れすぎない程度に密着させてから、記録/送信ボタンを押してください。

心電図の送信の仕方

1.ハート・ケアセンターへ電話をする

心電計の裏側に記載しているハート・ケアセンターに電話をする。

電話番号:機器裏面の電話番号

音声ガイダンスのメッセージ:

『ハート・ケアセンターです。ピーという音の後に送信してください。送信が終わりましたら、終了のメッセージをご確認ください。』『ピー』

2.『ピー』を聞き終えた後、電話口に心電計の裏側(穴の開いている方)をあて、1・2・3とゆっくり数えてから、記録/送信ボタンを押す

音声ガイダンスからの『ピー』音を確実に聞き終えてから、 1・2・3とゆっくり数えるぐらい時間をおいてから、電話口に 心電計裏側の穴の開いているところをあわせて、記録/送信ボタンを押し、音が鳴り終わるまでそのまま送信する。

3.音が鳴り終わったら、再び音声ガイダンスを聞いてから、電話を切る

送信終了後もすぐに電話を切らずにハート・ケアセンターの受信完了のメッセージを聞き、『受信が完了しました。ありがとうございました。』と聞こえたら、電話を切る。

※送信は通常1分以内に終わります。

※もし、エラーメッセージが流れましたら、もう一度最初から送信してください。ハート・ケアセンターが話し中の場合、しばらくたってから送信し直してください。

送信時の注意

記録/送信ボタンを押すタイミング

1     送信時音声ガイダンスからの『ピー』という音の後、 1・2・3とゆっくり数えるぐらいの間隔をあける。

早く押しすぎると、ハート・ケアセンターが受信体制に入る前に送信が始まって、うまく送信されません。

2     必ず、電話口に心電計の裏側(穴の開いている方)の金属部をあてる。

電話口から離して記録/送信ボタンを押すと、 最初の送信音(ID番号)が認識できません。電話口と心電計をカチャカチャさせると雑音がはいってしまいます。 また、離しすぎると、回りの雑音が入ります。

3     [2]の状態で、記録/送信ボタンを音が鳴るまで1回強く押す。

[1][2][3]の操作をしてもエラーになる場合は、データがうまく入っていない可能性があります。もう一度、消去ボタンを押して測定からやり直してください。また、わからないことがありましたら、お問合せ先までご連絡ください。

機器のメンテナンスについて

電池の入れ替え

電池の寿命 : 約2000回(記録回数)使用できます。

電池が切れると、記録/送信ボタンを押したときに 『ピッ、ピッ、ピッ』 という短い音と 『ピー』 という長い音が鳴ります。このような状態になりましたら新しい電池と交換してください。

電池の入れ替え方法

心電計を裏返して「開閉 >>」と書いてあるところの溝を爪で引き開けます。

電池は市販のCR2032ボタン電池です。万一入っていなかった場合は入れてください。

電池のふたはしっかりと閉めてください。

お手入れと管理

・     強いショックを与えたり、落としたりしないでください。

・     濡れた手で触れたり、水をかけたりしないでください。

・     お手入れは、水または中性洗剤を染み込ませた布でよくふき乾拭きしてください。

・     保管は、直射日光、高温、多湿、埃、腐食性ガスの多いところを避けてください。